6人以下の室内楽曲

«Phylogénie »
(2022) for Violin and Viola

International Music festival Nippon 2022 Commission
for Akiko Suwanai and Yasuhiro Suzuki
World premiere scheduled for March 11, 2022
Kioi Hall (Tokyo)
Vn. Akiko Suwanai, Va. Yasuhiro Suzuki
Duration: 7 minutes

Phylogénie フィロジェニー

「国際音楽祭NIPPON 2022」における諏訪内晶子さんの室内楽プロジェクト「Akiko plays Classic & Modern」の2つの演奏会(「Classic」:3月9日、「Modern」:3月11日)のプログラムを並べると、「Modern」コンサートの冒頭に演奏される私の曲は、ちょうど全9曲の中央に位置します。

プログラム上は分断されているものの、音楽史上は連続性のある「古典」と「現代」とを、西洋音楽の伝統や慣習、その変遷への目配せによって連係するような音楽を意図して作曲しました。

進化に伴う生物の種や系統の分化や派生の変遷が、個体発生の過程において縮小型で発現するという系統発生論(フィロジェニー)になぞらえ、曲は、西洋音楽史の各時代を象徴するような、さまざまな技法や形式、様式、概念、テクスチュアのいくつかを内包する音楽的慣用句が、姿を変え、繰り返し出現することによって構成されています。

 望月 京